私の父が眠る墓地は、実家から車で10分ほどのひと気のない静かな場所

私の父が眠る墓地は、実家から車で10分ほどのひと気のない静かな場所

目次

すぐ読める!お墓参りのエピソード

この記事では一般の方に書いて頂いたお墓参りの思い出を掲載しております。
お墓参り 記事イメージ

愛知県 Kさん

私の父が眠る墓地は、実家から車で10分ほどのひと気のない静かな場所にあります。父が存命中に自ら購入したものです。当時は、なぜ父が祖先の眠る墓ではなく、自らの為に新たに墓を購入したのか不思議に思いましたが、普段から父との会話はほとんど無かった為、その真意を聞くことはありませんでした。購入後、2年ほどで父は旅立ちましたので、父自身、何か予感めいたものがあったのかもしれません。

私の現在の住まいから墓地までは、車で20分ほどなので彼岸を含め年に数回参るようにしています。どちらかと言うと一人で行くことが多く、線香とロウソクだけ持ってフラっと立ち寄る感じです。

墓地に着くと大抵がら空きの駐車場に車を止めて、少し登った先にある墓地へと歩を進めます。父が墓に入った当時はまだ空いている区画も多かったのですが、最近はほとんどの区画に墓石が立っています。途中、何か所かに設置してある水くみ場に立ち寄り、水桶と柄杓、タワシを借りて父の眠る墓へと向かいます。

墓に着くとまずは墓石の周りをぐるりと一周します。どこか傷んでいる場所は無いか確認するためです。ついでに雑草などが生えていれば取るようにします。その後、墓石全体に水を掛けながらタワシで汚れを擦ります。一通り掃除を済ませるとロウソクに火を灯し、線香を立ててお参りします。

一人で墓参りに行く時は、墓に手を合わせる時間が普通より長くなります。父に話すことがたくさんあるからです。私の育った家庭はちょっとトラブル続きだった為、子供のころから父と話す事が普通の家庭に比べ少なかったように思います。ですから、今更ですがこんな事があった、あんな事があった、今度〇〇する事になった、など特別な事から何気ないことまで語り掛けるようにしています。少しでも親孝行になればと思います。
お墓参り 記事イメージ

ピックアップ記事

墓石用の花立を新しいものに交換
お墓参り 記事イメージ

もっと花立を機能的に!
ステンレスはもう古い!次世代のお墓の花立を使ってお墓の管理をもっと気軽にしませんか?日本初の抗菌・軽量デザイン花立の紹介記事です。<PR>

こちらの記事もご覧ください!

「お墓参りのエピソード」を教えてください!

コロナ禍でお墓参りに行きづらい今だからこそ、せめて過去のお墓参りの思い出を振り返ってみませんか?お墓ドットコムでは皆様の「お墓参りのエピソード」を募集しております!
読者投稿フォームから、お墓参りに行った時期・作法、具体的な思い出のエピソード(500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県とお名前のイニシャル(「神奈川県 Y」など)、年齢(20代、30代など大まかで結構です)を明記してお送りください。
墓石用デザイン花入れ 花想い
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる