浄土真宗のお墓参り。同じ宗派でも家によって違う“墓参りの方法”

浄土真宗のお墓参り。同じ宗派でも家によって違う“墓参りの方法”

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すぐ読める!お墓参りのエピソード

この記事では一般の方に書いて頂いた「私の家のお墓参り」について掲載しております。
お墓参り 記事イメージ

埼玉県 Sさん

地域や宗派によって、様々なお墓参りの習わしや方法があるかと思います。
母方の実家(山形県天童市)のお墓参りのエピソードをお話しします。
実家は代々、浄土真宗です。たとえ同じ宗派であっても、家系によって、先祖代々受け継がれる“墓参りの方法”は
色々です。

お供えするお花ですが、“トゲ”があるもの、ぼたっと“落ちる”ものは縁起の悪い意味もあり、
避けています。
菊の花がメインですが、故人が好きだったお花や、庭で育てている花を摘んでお供えします。祖母は“グラジオラス”が好きだったので、特にお盆のお墓参りにはお供えすることが多いです。
高価な盛大な花ではなくとも、故人を想いながら選んでお供えすることが、
一番大切だと考えています。

お供え物の代表は、やはり“おはぎ”です。
また、季節の果物や見た目の可愛らしい和菓子、故人の好物だったものなどをお供えします。
今は、カラス対策を始め、いつまでもお供えしているのは衛生上にもよくありませんので、
お供えして手を合わせたら、持ち帰って皆で頂くことにしています。
これは家の仏壇にお供えする時も、お供え物はすぐ下げて頂きます。
ただし、一緒にお供えする“お茶”は、“ゆっくり飲んでください”という意味をこめ、
しばらく置いておきます。

お線香の立て方は、同じ宗派でも様々なようですが、
母方の実家の場合は、お線香は立てずに、横に寝かせる感じで香炉に置きます。
またお参り後は、焚いたまま放置しておくことは火事の原因にならないとも限りませんので、香炉の灰で消して持ち帰ります。

お花はそのまましばらくお供えし、お供え物や焚いたあとのお線香はきれいに持ち帰る。
これでいつもきれいなお墓が保たれ、ご先祖様も気持ちよくいられるのだと思います。

お墓参りに行く際の服装ですが、礼服に身を包むまでのフォーマルな恰好はしませんが、
あまりにもラフなTシャツやジーンズなどのカジュアルな服装は避けます。
またエプロンをつけたまま参拝に行くなどということもあり得ません。
お盆の時期は、浴衣を着ていくこともあります。
これからご先祖様に逢いに行くという気持ちとともに、清潔な服装に着替えて出かけます。

お墓参りの時期は、命日はもちろんのこと、お盆やお彼岸も毎年恒例です。
今はこのような状況ですので、田舎に帰り墓参りに出向くのは難しいのが現状です。
しかし墓石の前でなくとも、心の中で手を合わせることはいつでもできますので、
時々にお参りしています。
その時は心を無にし、全てに感謝という気持ちでお墓参りをすることを何よりも大切に
しています。
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