お盆のお墓参りはいつも、朝顔ぼんぼりが灯す幻想的な情景
目次
すぐ読める!お墓参りのまとめ
この記事では一般の方に書いて頂いた「私の家のお墓参り」について掲載しております。

新潟県 Nさん
私の家では毎年8月13日の夕方薄暗くなった頃にお墓参りをしています。 大人は普段と変わらない服装ですが、子どもは浴衣や甚平を着て、下駄を履いて出かけます。薄暗い時間帯なので、手には提灯を持って歩いていきます。自分が子どもの頃は、浴衣を着せてもらい、髪を飾ってもらう時間からとてもわくわくしていたものです。慣れない下駄で足の親指の付け根が痛くなったのも懐かしい思い出です。 大人になった今は、浴衣や甚平姿の子どもたちの姿を見てほっこりやさしい気持ちになっています。持ち物は、盆花、塔婆、ライター、ろうそく、束になった赤い線香、水を入れたやかん、なすときゅうり、蓮の葉、ぼんぼり。盆花はススキ、ケイトウ、オミナエシ、リアトリス、キク、アスターなどが束になっていて、とても色彩豊かです。なすときゅうりは牛と馬に見立ててお供えするのがポピュラーなようですが、こちらでは1㎝角に刻んだものを蓮の葉の上にのせてお供えするんですよ。 他にこちら独特なものといえば、「朝顔ぼんぼり」があります。細い竹の先端を6つに割って放射状に開いた骨組みに赤と緑で彩った和紙を貼り付け、朝顔に見立てたものです。こちらでは、お盆前になるとスーパーやホームセンターで購入できます。お墓の左右に立てて、中にろうそくを灯すと、なんとも幻想的な雰囲気になるのです。お墓に着いたら、墓石にやかんの水をかけて、まずはご先祖様たちに喉を潤してもらいます。 それから塔婆やお花などお供え物をし、ろうそくと線香に火を灯します。束になった線香に火をつけるのに毎年手こずるのですが、なにか良い方法はないのでしょうか? 我が家のお墓は風の通り道になっているのでそのせいもあるかもしれません。ろうそくもすぐに火が消えてしまいます。ご先祖様たちも手こずる子孫たちの様子に苦笑しているかもしれませんね。火が灯ったら目をつむり、手を合わせます。 生前は伝えられなかったけれど、家を守り、私たちを育ててくれた祖父母や両親へ「どうもありがとう。どうかやすらかにおやすみください」と、「これからの時代を生きていく子どもたちをどうかいつもやさしく見守っていてください」という祈りを込めて。

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