祖母と家族で行くお盆のお墓参りはいつもたのしくておおはしゃぎ

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すぐ読める!お墓参りのエピソード

この記事では一般の方に書いて頂いたお墓参りの思い出を掲載しております。

田舎のお墓参りの思い出

私の実家のお墓は、周りに数軒しか家が無い、山奥の田舎にあります。
60歳にならずして亡くなった祖父のお墓を、祖母一人でずっと守ってきました。
毎年、お盆は私たちや従妹などが集まり賑やかに祖父のお墓参りをしていました。
祖父のお墓は自宅裏にあり、毎年8月13日に祖父を迎える準備をするのです。
迎え火の風習があり、仏壇の前には大きな提灯が吊られました。その提灯が出ると、なんだか心がうきうきして、久しぶりに集まる従妹たちと大はしゃぎしていました。
母からは、たしなめなれましたが、祖母は笑って「おじいちゃんは、にぎやかなのが大好きだったからいいんよ。」と言ってくれていました。


祖父を迎えるため、祖母と家族、従妹たちと祖父のお墓へ参りました。蝉がジージーとうるさい程に鳴く中、汗をかきかきお墓を皆でお参りをします。
日ごろから祖母が丁寧にお墓を掃除していたので、お墓はピカピカでした。お墓は、夏の太陽に照らされて熱くなっていて、触ると「熱い!」と悲鳴をあげるほどでした。


お墓にろうそくの火を灯し、皆でお参りをした後、その火を小さな提灯にうつして自宅まで祖父を連れて帰るのです。「おじいちゃん、迎えに来たよ。」と言いながら、提灯を持った祖母の後ろを歩きました。
自宅につくと、仏壇の前に吊るした提灯に火を移します。「おじいちゃんが帰って来たんだよ。」と祖母から言われると、大好きだった祖父が本当にそばに来てくれたように感じられました。

提灯の火は、あたたかく光り、優しく照らしてくれました。孫たちが集まるのが大好きだった祖父は、きっと喜んでくれていたと思います。
お盆の最後の日には、再び火を自宅からお墓へ戻し「おじいちゃん、来年また来てね」と皆でお墓に参りました。

祖母も昨年亡くなり、祖父と同じお墓に今は眠っています。今年のお盆は、祖父と祖母が眠るお墓に、お墓参りに行き、「おじいちゃん、おばあちゃん迎えに来たよ。」と言ってあげたいと思います。

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