お盆のお墓掃除は朝六時でも汗だくに。何度も水場と往復してお墓に水を

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すぐ読める!お墓参りのエピソード

この記事では一般の方に書いて頂いたお墓参りの思い出を掲載しております。
お墓参り 記事イメージ

神奈川県 Aさん

父親を亡くして、もうすぐ4年になります。初盆から3年が過ぎました。代々のお墓掃除は、その年から、次男の私が毎年やっています。
年に1回のお勤め。自分の歳よりも長い間建っている実家のお墓は、今どきのお墓と違って、ざらざらした素材で汚れが落ちにくい石質です。亡くなった父は、「だいぶ古くなっているから、俺の代で立て直そうかな」とお盆になると口癖のように言っていましたが、その都度、母親に止められて、その願い叶わずになってしまいました。そんなやり取りを思い出しながら、1年の汚れを丁寧に落とすために、私が持参するのはたわしと目の粗いブラシとタオルとバケツにペットボトル。
お墓掃除は、いつもはお盆当日の早朝。この頃は猛暑があたり前で、6時前のお寺でも汗が止まらない。それでも、それなりの人が私と同じように、せっせとお掃除をされていました。いつものルーティンは、たわしで全体の汚れを、ブラシで細かい部分を、タオルで線香立ての金物をと使い分けて、それぞれをきれいに洗います。最後にタオルで拭き、500mlのペットボトルに水を入れてお墓のてっぺんから流します。
何度も何度も水場とお墓を往復して、お墓に水をかけます。
ここには、祖父母も一緒に眠っているので、幼いころにお風呂で背中をながしてあげた思い出とシンクロしながら、毎年のお勤めを兄より先にすることを密かなミッションとして、また来年もやろうと思っています。夕方に、集まれた親族で、みんなで再度墓前に集合し、住職の読経を聞き、自宅に帰ります。その日の夜は、父も好きだった新潟の茶豆と新鮮なお刺身とおいしいお酒で、ご先祖様を迎えます。50歳を過ぎてくると、お正月よりもお盆のほうがソワソワするようになるのは、自分もそれなりに歳を重ねて、父の気持ちが少しずつ理解できるようになったということなのだろうか。そうはいっても、自分の入るお墓はここではないのだろうとも考えることも以前よりも増えている今日この頃なのでした。
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